黄真伊「ファンジニ」第17話
このドラマの元の言語は韓国語ですが、
中国語の字幕がついています。
韓国語がご堪能な方、
中国語がお上手な方、
多言語環境で動画を楽しみたい方
あるいは、管理人のように、韓国語は初心者でも、
一度日本語で見ていてストーリーをしっている方など
いろいろな方にお楽しみいただけると思います。
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ソンド教坊では、ペンムと
ファンジニが鶴の舞を完成させようと修練を積んでいました。
しかし、
ファンジニはペンムの教えるとおり舞うことができません。
それどころか、これ以上舞の手練をつづけるのはいやだといいます。
このため罰を受けた
ファンジニは、ムミョンと共に教坊を抜け出してしまいます。
ペンムが探し出すと、ファンジニは鶴の生息する場所で、その動きをつぶさに観察していたのでした。
その観察から
ファンジニが出した答えは、ペンムがその師とともに30年を掛けて完成させた鶴の舞は、技巧に懲りすぎる余り、鶴の心を欠いた表面上の舞になっているという結論でした。
ファンジニにそう告げられたペンムは、怒りに狂いながらも、そんなはずはないと、それまでにつくった舞の符を見直します。
そして、
ファンジニが言ったことが正しいことを悟り、師の面子を捨てて、自分が間違っていたと認めるのでした。
自分と一緒に、真の鶴の舞を一から作り直そうと申しでるペンムに対し、
ファンジニはなくなったウノに対して膝まづいて謝るのが先だ、と詰め寄ります。
ペンムはその通りにしますが、
ファンジニはそれでもペンムの希望を叶えてやらないとと言い捨てて去って行きます。
一方、都では二つのたくらみが進んでいます。
一つは、プヨンのたくらみで、太鼓の舞を完成しつつあるプヨンは、色仕掛けで、舞符を書く男に二枚同じ舞符を作らせるように頼みます。
もう一つは、ピョクケツのたくらみで、
ファンジニをめかけにしようとするものでした。
ピョクケツは私財をなげうって、特別な石を採掘し、それで楽器を作って、王様に献上したのでした。
褒美にどんな願いでも叶えようという王様に、ピョクケツはキーセンである
ファンジニを側室に迎えたいといって、許されるのでした。
それを祝う宴の席で、
ファンジニとペンムに思いもかけないことが起きます。
ファンジニは、側室になるぐらいなら自害すると申し出ます。
それぐらいのことは予想していたピョクケツは、有名な学者を用意していて、詩を競争して勝ったら、側室になるのを勘弁してやるといいます。
しかし、詩に長けた
ファンジニのこと、ピョクケツを打ち負かしそうになります。
それを見ていたペンムは、ピョクケツを怒らせまいとして、詩の競演を打ち切らせ、用意していた舞を披露します。
しかし、またもや
ファンジニにコケにされたピョクケツは既に怒り心頭に達していて、キーセンをあからさまに愚弄する行動に出たのです。
つまらぬ舞などいいから、早く酌をしろといって、舞を途中でやめさせるのでした。
芸に誇りを持つペンムは、舞を途中でやめさせるという侮辱に、いつもの冷静さを失い、ピョクケツのお膳をひっくりかえしてしまうのです。